世界一詳しい欧州サッカー解剖学

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記憶に宿るバルセロナの夜

ロベルト・レヴァンドフスキが終盤に決定的なゴールを決め、バルセロナナポリに3-1で勝利し、チャンピオンズリーグ準々決勝進出を決めた。レヴァンドフスキの83分のゴールは、リュイス・カンパニーズ・オリンピックスタジアムでイタリア勢にとどめを刺し、バルサは4-2で準々決勝進出を決めた。

 

 

バルサフェルミン・ロペスとジョアン・カンセロの連続ゴールで先制したが、ナポリはアミール・ラフマニのゴールで反撃に転じ、レバンドフスキがとどめを刺す前に同点に追いつかれるところだった。ナポリのストライカー、ビクトル・オシムヘンがオープンゲームで最初のチャンスを得たが、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンを苦しめることはできず、ロペスがシュートを枠外に飛ばした。

 

 

ロペスは15分後、バルサの流れるような動きから点を奪った。カンセロは左サイドでボー

ルに絡むと、ラフィーニャがサイドラインに達し、ゴール前にボールを戻す。レヴァンドフスキは駆け寄ったロペスに巧みにボールを預け、ロペスはサイドからしっかりとゴールに流し込んだ。バルサはそのわずか2分後、ラミン・ヤマルが自陣のボックス手前でハイボールをコントロールし、素早いカウンターを仕掛けた。ナポリ陣内深くまで侵入したラフィーニャは、右足で中に切れ込み、シュートを放つがポストに当たってしまう。ボールは跳ね返されたが、カンセロが弾き返した。

 

 

カタルーニャの強豪はこのまま逃げ切るかと思われたが、ナポリオシムヘンが決定機を演出したものの、オフサイドの判定。30分後、マッテオ・ポリターノがエリア内にボールを戻すと、ラフマニが左足で合わせて1点を返す。その後、ナポリが再び攻め込み、オシムヘンがパウ・クバルシのチャレンジで倒れた後にPKを狙ったが、これは与えられなかった。

 

 

67分、ラフィーニャフリーキックからアレックス・メレトにセーブされる。レヴァンドフスキのヘディングシュートはセーブされたが、オフサイドの判定。バルサが再び主導権を握り始めると、イルカイ・ギュンドアンの折り返しのシュートはメレトにセーブされた。そして、レヴァンドフスキは、ギュンドアンとセルジ・ロベルトの巧みな連係プレーから、ゴール至近距離でゴールを決め、バルサの決定的な3点目を奪った。

 

 

 

カンテラと世界的名手との融合が強いバルサアイデンティティ。今後に期待したい。