世界一詳しい欧州サッカー解剖学

マニアでも満足できるレベルに徹底的に欧州サッカーを解剖していきます

好調コンテスパーズを徹底解剖

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開幕戦でシティを破り上々の滑り出しを見したかと思われたスパーズでしたがクリスタルパレスに3点取られて完封負けした通りその後のヌーノ体制は上手く機能しませんでした

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しかし12月26日ボクシングデーに行われたパレス戦に大勝したスパーズは上位3チームと試合数が3試合少ないなかCL圏内のアーセナルとの勝ち点差を6まで詰めてきていてこのままいけばCL出場も眼中に入り主戦力の移籍も免れそうです(今シーズンはヨーロッパカンファレンスリーグでしたので)

ヌーノが解任され昨シーズンインテルで成功を収めたコンテが就任した後はリーグ戦負けなしと好調を維持するスパーズ

その好調の訳をクリスタルパレス戦と2021/12/29に行われたサウサンプトン戦を徹底解剖して探っていきたいと思います!!

まずはクリスタルパレス戦の両チームのスターティングメンバーから確認しますf:id:MUNLOVERS:20211227225019j:imagef:id:MUNLOVERS:20211227225024j:image

パレスはヴィエラ監督がコロナ感染で指揮を取れないので代わりにアシスタントコーチが指揮をとっていました

パレスはギャラガーを中心にギャラガーサイドから攻めていた印象があります

試合の感想を言う前にルーカスモウラのインタービューを参照にしてコンテ監督の戦術を探っていきたいと思います

https://spurs.sc/archives/antonio-conte-tottenham-training-lucas-22231128/2

モウラも言及しているようにコンテ就任後のスパーズのサッカーを見てみると前よりも運動量が増えた印象があります

肝心の試合について序盤に試合のペースを握ったのはパレスでした

試合開始から20分あたりは驚異的なポゼッション率を誇っていたのではないかと思います(数値で現れていなくても感覚的にそう思いました、特に相手が相手なので)

俗に言うボールを持たされているというよりもまさに試合を支配していました

試合の均衡が崩れたのは前半27分あたりにザハにイエローカードが出されてからです

これはなかなかびみょい判定ではありました笑

しかしその後スパーズが数分間で2得点をあげたあとすぐにザハがしょーもないことで2枚目のイエローカードをもらって退場となりそこでゲームは決したといっても過言でないでしょう

特に注目したいのはスパーズの2点目のゴールです

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このシーンで右ウイングバックのエメルソンに誰もついてなかった時点で勝負ありだった気がします

youtu.be

このハイライトを見てもらいたいのですがまさにここにコンテのやりたいことが詰まっていると思います

次に紹介したいのはサウサンプトン戦です