世界一詳しい欧州サッカー解剖学

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プレミアリーグ第四節徹底解剖

プレミアリーグ第四節徹底解剖

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左上からブエンディア(ビラ)、ルカクチェルシー)、サンチョ(ユナイテッド)
グリーリッシュ(シティ)、ロナウド(ユナイテッド)、エデゴーア(アーセナル

 

皆さんおはようございます

プレミアリーグ第四節が行われましたね

あまりにも見所がありすぎる一節となりました

この記事ではそんな第四節を徹底的に解剖していきたいなと思います

まずは対戦カード、結果を確認してみましょう

 

クリスタルパレストッテナム 3-0

ワトフォード対ウルブズ 0-2

ブレトンフォード対ブライトン 1-0

アーセナルノリッジ 1-0

ユナイテッド対ニューカッスル 4-1

サウサンプトンウェストハム 0-0

レスター対シティ 0-1

チェルシーアストンビラ 3-0

リーズ対リヴァプール 0-3

エヴァートン対バーンリー 3-1

 

得点者

2点

クリスティアーノロナウド 

ロメルルカク 

オドソンヌエドゥアール 

1点

ブルーノフェルナンデス

ジェシーリンガード

ウィルフレッドザハ

黄喜燦

ピエールオーバメヤン

レアンドロトロサール

ベルナルドシウバ

マテオコヴァチッチ

ハメドサラー

ファビーニョ

サディオマネ

マイケルキーン

アレサンドロスタウンゼント

デマレイグレイ

ベンジャミンミー

 

となりました

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復帰戦2ゴールのロナウド

 

さあみなさん、どの試合を見ていましたか?

クリスタルパレストッテナムから始まり

最後はエヴァートン対バーンリーで締めくくったこの第四節

やはり一番注目されていたのはマンチェスターユナイテッド戦でしょう

ここにたどり着いている皆さんなら言うまでもないことだとは思いますが

ロナウドの凱旋です

本当に凄まじかったですね

ポルトガルコンビの生み出す可能性についてはまた別記事で触れようと思いますが

ニューカッスルの守備陣が常にロナウドに注意を向けて動いていたことからもわかるように、彼が動くだけでデフェンダー陣をかき乱すことができる

そんなことを痛感できる試合でしたね

ロナウドの2点目、キーパーの股を抜いていくシュートでしたが注目したいのはシュートまでの相手CBとの競り合いです

自慢のフィジカルを存分に生かして競り勝っています

点を決めるモーションが成熟した選手(いわゆる、天性のストライカー)が足りないと言われ続けてきたユナイテッドがついにその弱点を克服したと言えるのではないでしょうか

気になるのは今後のカバーニですね

ロナウドのバックアッパーに回るのでしょうがそれにしてはもったいなさすぎる選手です

ロナウドを左に配置しカバーニを真ん中に置くというのが一応考えられる同時起用ですがオーレはいかなるプランを持っているのでしょうか

 

日本人の皆様歓喜の富安デビューに関しては別記事で言及しております

よろしければどうぞ

munlovers.hatenablog.com

 

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トッテナム戦躍動のザハ

さて、意外な結果になったのは?と言われればもちろんこの一戦

第4節第1試合クリスタルパレストッテナムです

開幕三戦好成績を維持していたトッテナムがまさかここに来て格下に完封負け

かなり驚きましたね

ケインの引き止めになんとか成功したところでしたし攻撃陣の質は決して悪くないと思っていたので完封には拍子抜けしました

ですがトッテナム、失点に関しては弁解もあります

得点が決まった時間を見てみましょう

76,84,93すべて退場者をを出したあとに決まったものなんですね

PKはおいておいて、エドゥアールの2点はどちらも明らかに人数不足がひびいています

2点目のザハへの対応が追いついてないあたりなどによくあらわれてますね

ただ、人数不足で勝ったとはいえ、パレスの攻撃は素晴らしいものでした

特にザハの個性

デフェンダーの引き剥がし、中央突破、低いクロス

どれも目を瞠るものがありました

オドソンヌエドゥアールの2得点もパレスにとっては嬉しいことでしょうね

なんせ彼はこれがデビュー戦です

ロナウドの影に隠れていますが、こんなところにもデビュー戦2得点の男はいたのです

チームとしてみても、全体的にパレスはかなりピッチを広く使えていましたよね

サイドチェンジも何回も見られ得点も大きなサイドチェンジから生まれています

データでも完敗のトッテナム、ケインとモウラが2TOPを形成しましたがなかなかうまくは行かなかったようです

やはりソンフンミンはトッテナムにとって偉大なる存在なんですね

 

まだまだ触れたい試合はあるのですが字数がとんでもないことになるのでここらで止めておきます

どうしても触れたかったものはまたコラムで扱おうかなと考えています

 

翌週にCLグループステージが控えているチームもあり

そろそろ過密日程が始まってきたかなというところでのこの節

選手疲労のことをあまり考慮に入れなくて良い最後の試合だったかなと思っています

FIFAの処罰も撤回されたことで、離脱者以外は心置きなく各チームベストメンバーで試合に臨めた、つまりはどのチームもガチで戦ったわけですね

munlovers.hatenablog.com

そうしたことでチームのストロングポイント、または弱点がかなりはっきり出たのかなと個人的には考えています

ユナイテッドやリヴァプールチェルシーなどの力強い攻撃陣が売りのチームがしっかり結果を残したことからもそれが伺えますよね

次節全く同じ11人を起用できるチームは少ないでしょう

強豪になればなるほどそれが厳しくなるのは自明です

中堅、降格圏クラブは次節がまさにジャイアントキリングの狙い目です

逆に強豪はここで選手の調整、浮き彫り課題の対策を過密日程の中済ませる必要が出てきます

物を言うのは選手層と監督の采配になるでしょう

面白い試合が生まれそうです

さぁ

来週もプレミアリーグを楽しみましょう

 

担当;loopshoot